自作ウォータードリッパーで水出しコーヒーを作った
一滴一滴、水をポタ、ポタと落してじっくり抽出した水出し珈琲を自宅で楽しみたい。
日常で淹れるドリップ珈琲とは別に、水出しアイスコーヒーもあれば、珈琲の楽しみ方も増えます。
ウォータードリッパー器具を探してみると、かなり高価なものが多いです。
器具の購入をためらってしまいます。
そこで、材料を揃えて滴下ウォータードリッパーを自作してみました。
準備する材料
- ペットボトル
- シリコンホース
- 金属一方コック
- 杉材 2000×15×15mm(4等分カット)
- 杉プレーナー材 600×150×13mm(4等分カット)
- さら木ねじ (太さ)2.7×(長さ)25mm
- コンパスカッター
滴下装置の作成
ペットボトルのキャップに穴をあけてシリコンホースを通し、金属一方コックを取り付けます。
1分間に40~45滴くらい落ちるように、コックを調整します。
木製スタンドの作成
木材のカットはホームセンターでお願いしました。
(カード会員になっているので、20カットまで無料でした。)
直径45mmのホールソー(のこぎり)を使って、ペットボトルを差し込む穴をあけます。
ドリルでねじ穴をあけて木製スタンドを組み立てます。
コーヒーの粉を蒸らす
いつも使っているハリオV60のドリッパーとサーバーを使います。
深煎り珈琲の粉(今回はマンデリン)を入れて、普通の蒸らしと同様にお湯を注ぎます。
コーヒーの粉の上に「ろ紙」を乗せる
3分程蒸らした後に、粉の上に「ろ紙」を乗せます。
100円ショップで購入したコンパスカッターで、ペーパーフィルターを丸くカットしました。
水出し珈琲の場合、丸い「ろ紙」を乗せることで一点に集中して落ちる水を分散させます。
ペットボトルに水を注ぐ
木製スタンドにペットボトルをセットします。
一定の速度で滴下することがポイントのようです。
ペットボトルに入れる水の量によって水圧の関係で滴下スピードが変わって来るようですが、ひとまずここでは気にせず今後の検討課題とします。
できあがりのアイスコーヒーの分量を考慮して、ペットボトルに水を注ぎます。
できあがり
お湯で淹れる珈琲とは香味が異なります。
今までは浸漬法である水出しコーヒーポットでアイスコーヒーを抽出していました。
透過法で初めて作る水出しコーヒーです。
市販品のウォータードリッパーと比べたら作りが粗いですが、ちゃんと滴下で水出しコーヒーが抽出されています。
何より器具の購入コストを下げられました。
制作材料費は、1,000円くらいです。
水が点滴でポタ、ポタと落ちる音が聞こえてきたり、時々様子を見ながらじっくりと待ってみたり、いつもとは違った楽しみ方ができます。