2014.07.23
カテゴリ:ハンドピック
ハンドピックの所要時間(生豆編)
こんにちは。
かりおもんの渡部(わたなべ)です。
コーヒーを飲まれるほとんどの方は、焙煎コーヒー豆は見たことがあるけど、焙煎される前の生豆は見たことがないと思います。
コーヒー豆は農作物ですので、虫に食われたり、成熟前に収穫されてしまったり、輸送中にカビてしまったりなど、不良豆が混入してしまいます。
どんなにグレードが高いと評価されるコーヒー豆であっても、不良豆は混入してしまうものなのです。
不良豆が混入しているコーヒーが美味しくないのは、誰でも想像ができます。
ハンドピックとは
ハンドピックとはコーヒー豆を一粒一粒、目で見てチェックし、欠点豆や不良豆を取り除く作業です。
当店、かりおもんでは焙煎する前と後の2回のハンドピックを大切にしています。
ハンドピックは目が疲れるし、私は肩コリ持ちなので、けっこう大変な作業ですが、必ずやらなければならない大切な作業です。
「かりおもん」の焙煎コーヒー豆を購入してくださる方々のために、そして私自身、不良豆が混入しているコーヒーは飲みたくないですから、肩コリと闘いながらも徹底してハンドピックをしています。
かりおもんのハンドピック
今回は「マンデリンG1」、 800gです。
【ハンドピック作業手順】
- ホコリ・ゴミ等の異物を落とすため約100gのコーヒー生豆をふるいにかける
- その後、ふるいにかけた生豆をトレーに広げる
- 全ての豆の片面(丸み側)をチェックして不良・欠点豆をはじく
迷ったらはじく! - 全ての豆のもう一方の片面(センターカット側)をチェックして不良・欠点豆をはじく
迷ったらはじく! - 上記1~4を8回繰り返し、合計800g分をハンドピック
【ハンドピック所要時間】
回数 | 所要時間 |
---|---|
1回目 | 20分 |
2回目 | 21分 |
3回目 | 22分 |
4回目 | 25分 |
5回目 | 19分 |
6回目 | 23分 |
7回目 | 19分 |
8回目 | 18分 |
ハンドピック所要時間 合計: 2時間47分
【出来高】
[マンデリンG1 800g] ー [不良・欠点豆 162g] = [出来高 638g]
不良・欠点豆 混入率: 約20%(20.25%)
要領が悪くて、時間が掛かり過ぎのようにも感じますが、欠点豆の混入が多いと言われるマンデリンは、特に丁寧にハンドピックしています。
引き続き、もっと効率的なハンドピックを模索していきます。