おじさんはね、好きなことをやっているんだよ

1月11日は成人の日でした。
わたくしも参加しました。20年ほど昔のことです。。。
成人式を迎えられた皆様、おめでとうございます。

成人の日とは全く関係がございませんが、成人の日に静岡市駿河区丸子にある体験工房『駿府匠宿』に家族で行ってきました。

静岡の伝統工芸を体験できる施設で、竹千筋細工、藍染、指物、木製履物、漆器、挽物のモノづくり体験が出来ます。
ガラスに絵付けをするサンドブラストや、木に文字やイラストを入れるレーザー加工のおもしろ体験もあります。

家族で施設を一通り見て回り、娘達がやりたい体験を決めました。
選んだのは、木を使った民芸調の置物作りです。

駿府匠宿・木を使った民芸調の置物作り

もともとは静岡市内でひな人形を作っていたという職人さんの体験コーナーです。

上の娘が言います。
「シルバニアファミリーみたいで楽しそう!」
ちょっと違うような気がしますが。。。

モノづくり体験をしながら、職人のおじさんと色々な話をさせてもらいました。

  • 「全部おじさんが木を削って作っているんだよ。」
  • 「組み立てだけできるように準備してあるからね。」
  • 「うちのは市場価格の4分の1だよ。」
  • 「いただいているのは材料費だけ。」

他にもたくさんお話をしてくださりましたが、一番心に響く言葉がありました。

おじさんはね、「好き」なことをやっているんだよ。

自然とこのようなことを言えることは素敵なことです。
自分のやっていることに愛着があって、作品におじさんの個性まで感じられる。

事実、体験コーナーの価格は破格で、おじさんの頭の中には人件費とか手間賃とか、そういう考えは無いのだと思ってしまいます。

時間を忘れてしまうくらい楽しいモノづくりを体験させていただきました。
おじさん、ありがとう!


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